極私的戯言
第9話

掲示板の方でも、ちょこっとふれてるんですが、ラジヘリの講習を今、受けてます。
その講習のときに起こったできごとについてです。

講習生は、わたしを含めて3人。
そして、インストラクターの先生とで4人です。
その日(2月9日)は、はじめて実際の農薬散布や直播きに使うヘリを動かす事になりました。
それまでは、模型で練習してたんです。
場所も模型で練習してたところじゃ、狭いってことで変わりました。
珠洲は耕地整理してあるところがいろいろあるんで、1haの田んぼで飛ばしてみる事になったのです。
田んぼですから、周りになにもなくまともに風を受けるので練炭コンロで暖をとってました。

この練炭コンロが事件のもとになってしまいました。

お昼になり、休憩となりました。
その時、コンロを講習生の一人が自分が使っている車の助手席においたんです。
雨も降ってましたし、ちょっとの間だけと思っておいたらしいです。
全員が車を停めたの横の倉庫で5分ほど話をしてたんです。
先生が外になにげなく出た時でした。

「車が燃えてる!!」

この声でみんな倉庫から飛び出しました。
そして、目の前の車の中はモウモウとした煙が充満してました。
一人が慌ててコンロを取り出しましたが、すでに内装に引火してて火は広がっていきます。

そこからは、もう必死。

ヘリの燃料(ガソリン)がつんであったので、まずそれをおろし、
水をかけようとしましたが、ホースの中が凍っていてうまくでない。
消火器を持ってきてかけたがまだ消えない。
そのうち、直結状態になって勝手にエンジンがかかって動こうとする。
この時点で消防署に連絡。
ホースの水が出てきたのでそれをかけていったん消えたように見えたんですが、
また煙がでてきたので再度消火器と水をかけてようやく消えました。
火が消えたころになって消防車の到着。
そこからは、現場検証。警察や消防の人たちに事情を聴かれました。
こうなると野次馬も集まってきて、その場は騒然となりました。

今回のこのことで最悪の状態だけは避けれたので、よかったと思います。
みなさんも、火の取り扱いには十分に注意しましょう。
ちょっとだけとか、大丈夫だろうとかが1番危ないんです。
燃えた車
以上、戯言でした。

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