わたしの仕事で最も比重がかかっているのが米です。
大豆は米を作るから転作で作らないといけないんで作っているわけで、
ネギは米の作業の間でできるからっていうので栽培しているんです。
というわけで、米の作業の様子です。

・耕起
耕起 まずは、雪解けを待ってトラクターで
地面を起こします。
一冬、雪の下にあった地面は
結構硬くなってますので、こうやって耕起してから、
水を入れて土を軟らかくしていきます。
この作業は、結構寒い中でやってます。
わたしのところのトラクターはキャビンがあるので、
雨が降ろうが風が吹こうが関係なく作業できます。
キャビンが無いトラクターを使ってる人なんかは
寒くて大変だと思います。


・代かき
代かき1 代かき2
水を入れて土を攪拌していきます。
八丁は、パイプラインが通っているので蛇口をひねれば水がでるようになってます。
水田、全面に水が均等にいきわたるようにしていくのがポイントです。
高低差がひどいと初期除草剤の効きや苗の生育に影響がでてしまいます。
でも、均平にするのってなかなか難しいんです。
これをきちんとやらないとまったくいいことはありません。
わたしのところでは、栽培面積をだいたい3等分して耕起・代かき作業を行います。
代かき後、田植えまでの間があきすぎると雑草が発生するのです。
できるだけ間隔をあけたくないので、田植えが始まっても
まだ、代かきが済んでない田んぼってのもあります。
耕起・代かきが終わると田植えです。

そして、耕起・代かきをしていあいだに、苗がはいってきます。
早くて4月上旬。遅くても中旬には苗がビニールハウスの中に並びます。

・苗搬入
苗
並べてる途中です。
1つのハウスに700枚〜800枚の苗を
並べていきます。
すべて並べてから、簡易スプリンクラーを
設置して水をまきます。



芽だし苗のアップです。(笑)
この状態の苗に最初はシルバーという
ナイロン製の幕をかけておきます。
だいたい3日間くらいかけておきます。
なぜ、そんなものをかけておくかというと、
苗の保湿緑化のためです。


わたしのところでは、この芽だし苗を農協から購入しています。
全体の3分の2くらいの枚数です。この芽だし苗を自家で作られる農家さんもいます。
わたしのところも3分の1は作っています。
作業としては、
苗箱の消毒、種籾の消毒、 苗箱への土入れ、種籾の播種、芽だし機での芽だし。
などです。

・苗管理
緑化苗1 緑化苗2
シルバーをはずしてから、しばらくした苗の様子です。
ある程度の長さになるまで、ハスウの中で管理していきます。
最低、1日1回の水やりをします。
ここで、水をやり過ぎると長くなり過ぎになり、根の張りも悪くなります。
しかし、水をやらないでおくと枯れてしまいます。
苗の様子を見ながら水の量や換気をしていかないといけないんです。

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