極私的戯言
第28話

電話勧誘がありました。
この手の電話、年に数回あります。
以下はその時のやりとりです。

相手(以下、相)「こんばんわ。わたくし、○○の××といいますが、
          ○○さん(わたしの名前)でいらっしゃいますか?」
わたし(以下、私)「はい。そうですが。」
相・・・「今回ですね。私どもが経営するショップが金沢にオープンいたしまして、
     今回それのキャンペーンでお電話させてもらっているんですが、
     ○○さんは、20代で独身の方ですよね。」
私・・・「はい。」
相・・・「失礼ですが、おいくつですか?」
私・・・「29です。」
相・・・「29歳ですか。わたし、26歳なんであんまり変わらないですね。ウフフッ。」(相手は女性)
相・・・「お仕事は何されてるんですか?」
私・・・「米、作ってます。」
相・・・「えっ!。食べるお米ですか? すごいですね。」
私・・・「すごくはないですよ。」(食べない米ってあるんかいな)
このへんからだんだん馴れ馴れしくなってきました。
相・・・「うちはジュエリーの専門店で、○○さんも興味あると思うんですけど。」
私・・・「はぁ。」(興味ないって)
相・・・「今回、オープニングキャンペーンでしてご来店いただいた方全員にプレゼントを
     差し上げているのですよ。」
相・・・「普通じゃなかなか買えないようなものも、ご用意していますので。」
私・・・「で。」
相・・・「何かを買うとかそういう電話じゃないですよ。あくまでもキャンペーンですから。」
私・・・「それで。」
相・・・「是非、ご来店いただきたいんです。」
私・・・「・・・・・・・」
相・・・「お客様によってはカップルでご来店される方もいのすし。
     ○○さんも、彼女と一緒に来られたらどうですか?」
私・・・「彼女なんていないです。(事実)」
相・・・「え〜。ホントですかぁ。」
私・・・「本当です。」
相・・・「声の雰囲気とか話し方とかすごくやさしそうだし、もてるんじゃないんですか?」
私・・・(10分ほどで人の性格とかわかるんかい)
相・・・「やっぱり、電話でこういうのって怪しいですか?」
私・・・「ええ。怪しいです。」(わかってるのね)
相・・・「うちは、そんな怪しくないですよ。タレントの※※※さんとかもうちの商品をつけていますし、
     大手のデパートなんかにも出店してますから。」
私・・・「遠いので行く暇がないです。」(行ってたまるか!!)
相・・・「どれくらい時間かかりますか?」
私・・・「2時間30分くらいかかりますよ。」
相・・・「それくらいだったらお休みの日とかドライブがてらどうでしょうか。」
私・・・「いや、行くのだってタダじゃないですから。
     有料道路使わないといけないし、ガソリン代だってかかりますから。」
相・・・「今回は特別なキャンペーンですから、是非、来ていただきたいんです。」
私・・・「じゃ、有料道路代の往復とガソリン代。半日仕事休んで行きますから、
     その分の日当だしてください。あと、弁当代と。そうすれば行きます。」
相・・・「いや、そういうのは。。。」
私・・・「えっと。有料が往復で2360円。ガソリンは、まあ、2000円くらい。
     日当半日で5000円。弁当は1000円。合計して10360円。10360円ください。そしたら行きます。」
相・・・「えー。そういうのはー。あの、ありませんので。。。」
私・・・「そうですか。じゃ、行きません。」
ガチャッ

で、きりました。
この手の電話、結構かかってくるんですよ。多いと月に2回。
年間、10回以上かかってきます。
「行政書士になりませんか」とか「旅行がお安くなります」とか
「先物取引しませんか」とか、やるわけないって。

この電話勧誘ってのは、全部おいしいことしか言わないです。
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